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Diary

より八ヶ岳近くへ

By 2020-11-203月 19th, 2021No Comments

11/11に標高約1000mのところに引っ越した。
実際にはそこでやっていけるのだろうか??という不安は大きかった。20年以上住み続けた東京を離れることになる。仕事、寒さ、人とのつながり、買い物のこと、住まい・・。
その中で不安要素の寒さだけど、冬期の八ヶ岳周辺を見たいというのがこの地を決めた大きな理由になった。

去年(2019年)の夏に韮崎市に5日間ほど移住体験をした。
市営アパートに無料で滞在しながら移住活動ができるという支援制度を活用した。
炊飯ジャーや、冷蔵庫、食器などキッチン周りの備品は揃っており、冷暖房も完備されているので、寝袋など寝具を持っていけばすぐに生活を始めることができる。滞在での過ごし方は人それぞれで、観光地を巡ったり、家や土地、賃貸物件を見て回ったり、職探しをしたり・・。
自分は普段してることができるかを試してみた。仕事を持ち込んで部屋にこもって絵を描いてみる。結果的にPCやスキャナなど機材さえそろえれば十分やっていけるなと実感した。仕事はほとんどがメールでのやり取りで進んでいくこと、買いたいものはamazonが届けてくれる。実際に仕事で直接会って話す機会も年に数回程度なのでその時はバスや特急に乗って新宿に出ればいいか、と。
景色がとても綺麗で、大きなスーパーやホームセンター、薬局や飲食店なども多く、生活するには便利で居心地が良さそうだなと感じた。

ただ、周辺に毎日通いたくなるようなところが見当たらなかった。今まで通ってた井の頭公園のような・・行く度に何かしらの変化があり刺激があり、人との出会いや・・予想しなかったようなことが起こる場所。
毎日スケッチできるような場所。

八ヶ岳の魅力を年間を通して感じられるような、冬になっても歩いて散策できる場所がいいなと。寒くなると韮崎から山方面から遠のいてしまうことを危惧した。
新しいものをより多く得るには、今まで必要だと思っていた便利さや、快適に過ごしていた時間を手放さなくては・・。
不便さや街を離れる寂しさもあるが、環境を大きく変えてみようと決心した。高度を上げてより八ヶ岳の森に近いところへ。買い物の便があまりよくなく、寒さの厳しい方へ。