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Diary

山の絵を見に

By 2021-11-04No Comments

先日伺った日野春アルプ美術館での中村好至恵さんの展示にて。
会場でお写真を撮っていただいたのだけど、その写真が印刷されたお礼の葉書きが届いた。手書きのメッセージが添えられており、これはきっと皆さん喜ばれるのでは・・と感心させられた。

会場で飾られていた絵はすべて現地で描いたものだと話されていた。山行中に絵の具で描くことの大変さを経験してるので凄いなと驚かされた。しかも結構大きな作品もあり制作には1時間ほどかけるという。

山登りをしながら絵を描く難しさとしては・・
いらない荷物をそぎ落としていく大変さの中で、画材を持っていくこと。容量と重さが加わる。
飲む分と絵を描く分で水を余分に持っていかないといけない。
描いてるうちに汗が乾いて気化熱で体温がどんどん奪われる。
強い風が吹いたり、厳しい日差しが照り付けたり、突然雨が降ってきたり・・
天候がかわりやすく、何枚も描けないのでチャンスが限られる。
時間を使いすぎると日没までに目的地にたどり着けない。
などなど。
氷点下では描こうとしたら筆が凍ってしまったと苦笑いされていた。

そういうやり直しがきかない一発勝負の状況だからこそ、その場でしか生まれない緊張感や集中する力、普段は出ないアドレナリンが出るのかもしれない。
なかなかできないことだな・・と尊敬の眼差しで作品を楽しんだ。

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