Skip to main content
Diary

クラフトフェア松本

By 2023-06-14No Comments

5/28、器と絵 雨海商店さんでの展示最終日に合わせて松本を訪れた。

27, 28開催のクラフトフェアまつもとに連動して、公園や広場、美術館やギャラリー、お店等で
工芸の展示が開催されており、街がダイナミックに賑わっていた。

この規模の催しが毎年行われていることに驚かされる。
街全体で、作家以外にも多くの方が関わり、協力して作り上げてるんだなというのが伝わってくる。

冊子”工芸の5月”によれば、
「江戸時代、松本は各地から集められた匠たちがたくさん居住する城下町として栄えていた。
活発な工芸品制作がこの地でおこなわれ、こうした工芸と地域との
長い関わりが礎となってクラフトフェア松本が生まれた・・」
とのこと。
長い歴史を通して、ものづくりの精神が街に根付いていることを感じる。

1985年にスタートした本イベント、当初は、あがたの森公園の芝生の上でござを敷いて…というスタイルだったそうな。
会場に広がる芝生と、そこに出店してる雰囲気がとても心地よく魅力的だった。
井の頭公園にも通じるものを感じ、きっとそれも強く惹かれた理由なのかもしれない。

審査が厳しく、なかなか出店できない人気イベントのようで。
出てみたいな・・という思いと、こんなイベントが自分の住む町で開催されたら
何て素敵なことだろう、と羨ましい思いも湧きあがった。

ワークショップも積極的に行われており、子供たちが楽しそうにものづくりを体験していた。
次世代の子供たちにクラフトマンシップを伝承し、創造力や想像力を養うこと、
地域のものづくり文化をさらに発展させることが重視されている。
長く続いていくための仕組み作りにも力をいれている。

松本の工芸の5月に、展示で関われたことはとてもありがたい貴重な機会になった。
企画してくださった雨海商店さんにあらためて感謝です。